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島根原発適合性審査の徹底を求めて申し入れ

関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の設置許可を取り消す大阪地裁判決を受け、党県議団は中国電力島根原発2号機の適合性審査の徹底検証を県へ申し入れました。

 

判決では、大飯原発の耐震性を巡り、新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断について「地震規模の想定で必要な検討をせず、看過しがたい過誤、欠落がある」と指摘していました。

 

尾村県議は「自ら定めたルールさえ守らず、設置変更を許可した規制委の責任は重大だ」と強調し、島根原発2号機の基準地震動(最大820ガル)の規制委評価についても「不備がある可能性を否定できない」と指摘。

 

また、2016年4月の熊本地震では「連続地震で倒壊した建物が多数あった」と述べ、新規制基準に連続地震を取り入れるよう要求しました。

 

森本敬史防災部次長は「規制委の対応を注視し、県としての今後の対応を考えたい」と述べました。