7月15日、豪雨によって江の川が氾濫し被害を受けた川本町などを向瀬慎一西部地区委員長、尾村利成党県議団長とともに現地調査しました。
川本町では、野坂一弥町長から被災の状況を伺うとともに意見交換。野坂町長は「2年前に被災した地域が今回も被災した。精神的な面も含めて寄り添った支援を行っていきたい」と述べました。
同町で家具製造を営む有限会社「創修」の大谷未希社長(46)は、コロナの影響もあるが、仕事が出始めたところだったと語り、「2年前に浸水して修理した機械が今回も浸かった。2度目の修理は難しく更新に7千万円必要。これから前回の借入金返済が始まるが、何とか再起したい」と話しました。(写真)
地域に恵みをもたらしている江の川は、「暴れ川」ともいわれる一面もあり、これまでに繰り返し氾濫し、流域に大きな被害をもたらしてきました。特に昭和47年のいわゆる「47水害」では甚大な被害が発生しました。以降、治水計画が策定され、堤防整備等も行われていますが、思うように進んでいません。繰り返される災害に「人災」との声も聞こえてきます。治水事業の予算が増額され、一日も早く計画が完成するよう、引き続き力を尽くします。