2008年の4月に、縁あってご近所から我が家にやってきた猫が「まるこ」です。家族の一員になってから早いもので8年が経ちます。まるこが来る以前にも猫を飼っていたことはありますが、我が家の猫としては、私の知る範囲では最も長く暮らしています。
ある時はかわいがられ、またある時は邪魔者扱いされながら、すっかり我が家の一員として自他ともに認められる存在となっています。
我が家の道路を歩く小学生にも「まるこ」の名はよく知られているようで、登下校時にかわいがられている姿をよく見ますし、選挙前に自宅で会議をする時にもお客さんの膝にねそべったり、手にかみついたり(!?)して、我が家の看板猫として定着しています。
実は、そのまるこが、参議院選挙(7月10日投開票)が終わってから程なく、姿を見せなくなっていました。
妻や子供たちも夕方の散歩ついでに探したりもしていましたが、結局見つからずじまい。私が最近まること見たとき、他の猫とケンカでもしたのか、胸のあたりに傷があったので、それが原因で動けなくなっているのか、それとも近くを通る国道431号線を横断する際に車にひかれてしまったのか、いろんなことを考えながら、「早く帰ってくるといいね」などと子どもたちと帰りを待っていました。
この間、別の猫が我が家の周辺をウロウロする姿は目撃されるものの、まるこは帰ってきませんでした。
まるこの姿が見えなくなって一週間位はたったのか、(いついなくなったか私はよくわかりませんが…)子どもたちが夏休みに入って最初の土曜日(7月23日)の朝、梅雨明け後の夏らしい青空と日差しが照り付けつつも爽やかな空気の中、弱弱しい声で「ニャー」と力なく歩く猫の姿が。「まるこが帰ってきた~」と誰が叫んだかはわかりませんが、ついに帰ってきたではありませんか。
まるこは無事でした。少しやせたように見えましたが、前出の胸の傷はほとんど治っていましたし、それ以外に目立った傷もなく、そこそこ元気な様子でした。
猫の8歳というと人間で言いうとどのくらいなのでしょうか。成人を通り越して中年あたりでしょうか。それとも高齢者でしょうか。この後どのくらいの付き合いになるかはわかりませんが、子どもたちの遊び相手として、愚痴を言う相手として、我が家のマスコットとして、活躍してくれることでしょう。