2月11、12両日、立石雅昭新潟大学名誉教授(地質学)とともに島根原発の構内や周辺調査を行い、尾村・大国両県議、松江市議団が参加しました。
立石教授とともに島根町や鹿島町の海岸を調査。教授は「波食棚をみると、約6000年前以降の地震活動で地盤が隆起したものと考えられる。この地域でも大きな地震が起こる可能性は十分にある」と指摘しました。
12日夜には、「活断層の新知見を読み解く」と題して講演会を開催し、約50名が参加しました。講演の中で立石教授は、「中国電力は歴史的に活断層の過小評価を繰り返してきた。先月も宍道断層の評価を25kmに延長したが、その科学的根拠は示されていない」と厳しく批判。また、「地震を引き起こしうる震源断層と活断層の関係については、まだ解明されていない。現時点で原発が安全だと主張するのは傲慢だ」と断じました。
国や電力会社が再稼働に向けての動きを加速させるなか、宍道断層東端の調査、宍道断層と鳥取沖断層の連動性の調査は不可欠です。県民の安全を守るため、徹底した調査の実施が求められています。(秘書・吉井)