11月27日、JAしまね出雲地区本部を後藤由美地区委員長、小村・井原両出雲市議とともに訪問し、「大筋合意」が発表されたTPPや農業振興について、岡田達文常務理事副本部長らと意見交換を行いました。
TPPの「大筋合意」について岡田常務理事からは、「国会決議に反していることは明白。都市部の食料やエネルギーを支えている地方をないがしろにするものだ」と批判の声があがりました。さらに、「農業の役割は単に食料を生産するだけでない。景観保全などの多面的機能を評価してほしい」と語りました。また同席した営農部長は、出雲市内にぶどう、柿、イチジクなど果樹農家が多いことにも触れ、「海外から安い果物が入って店頭に並べば、直接競合しない作物でも影響は出るだろう」と語りました。
大国県議は、「出雲市内の果樹農家や酪農家の方からも声を聞いたが、TPPに期待する声は全くなかった。聞こえてくるのは不安や怒りの声ばかり」と指摘。開会中の県議会では、「JAや農家のみなさんの声をしっかり届け、国に対して、協定文書の作成及び調印の中止を訴えるよう知事に強く要求する」と述べました。(秘書・吉井)