出雲市の乳幼児医療費助成制度は3歳未満までが無料にとどまっており、就学前まで1割、小学校から3割と県内の自治体の中でも遅れた制度となっています。(東隣の松江市は小学校卒業まで、西隣の大田市は中学卒業まで無料)
私たち日本共産党出雲市議団は、議会内外で住民運動とも連帯し「子どもの医療費助成を拡大し中学卒業まで無料を」と訴えてきました。私も子育て世代の声を紹介し、何度となく議会で取り上げ、11月22日に行った来年度の予算要望のなかでも「中学卒業まで無料化拡大を、ましてや就学前までならすぐにでもできる」との要求を伝えていました。
そんな中、今日(3日)の一般質問の中での「小学校入学前までは無料に」との質問に対し、市長から「前向きに検討する」との答弁がありました。質問したのは共産党の議員ではなく、自民党系の議員。実は、質問の前に「いい質問ですね。期待していますよ」とエールを送ったところ、「自民協(自民党系会派の集まり)の中でも就学前までは無料を求めようということになった」とのことで、保守系会派の中での様子を教えて頂きました。
これまで長年にわたって、運動に取り組んできた新日本婦人の会や出雲市認可保育所(園)保護者会連合会、安心して楽しく子育てしたい会in出雲など、多くの団体と市民が声をあげていました。
そんななか、今日の出来事は市民の運動が市政を動かした瞬間と言えるもの。こんなすばらしい瞬間に立ち会えるとは、うれしい限りです。これを励みに、引き続き中学卒業までの無料化拡大に全力で取り組む決意です。