このほど、2012年度から2014年度の介護保険事業計画の素案が示され、介護保険料が旧出雲市で現在の基準月額4450円から5420円へ(21.8%増)と旧斐川町では3500円から5420円へ(54.9%増)と、大幅に引き上げられることが明らかになりました。
出雲市内では特別養護老人ホームの待機者が1000人を超えるなど、必要な介護サービスが行き届いている状況にありません。介護保険制度は10年が経過しましたが、毎回のように引き上げられる保険料の一方で必要なサービスが受けられないなど、制度の根本的な矛盾が深まっています。
実際、サービスの充実を市に求めても「サービスを充実させると保険料の大幅な引きあげが必要になる」と、社会保障と呼ぶにふさわしくない状況が続いています。今回の大幅な負担増は市民くらしに打撃となることは避けられません。
市民と力を合わせ、議会でも値上げ中止を強く求めていきます。