島根原発の停止と総点検、プルサーマル計画の中止などを求める請願「不採択」に

4日、出雲市議会6月定例会は最終日を迎え、議案の討論・採決等が行われました。

 

私は、住民団体などから提出された「子ども・子育て新システムに反対し、子育て支援の充実を求める請願」、「島根原発から住民の安全を守るための請願」、「医療費の窓口負担の軽減の意見書採択を求める請願」の3つの請願について採択することを求めて討論に立ちました。

 

このうち「島根原発から住民の安全を守るための請願」は、東日本大震災での福島第一原発での事故を受け「多くの市民が原発のもとでは安心して生活することができないと感じ始めている」ことを訴え、松江市鹿島町の島根原発が、活断層の近くにあることなどから、大地震による重複災害の可能性を懸念し、島根原発について「停止させることが賢明である」と主張。原発の安全総点検、新基準に基づく安全対策、徹底した活断層調査、2号機のプルサーマル計画の中止、防災計画の見直し、原発依存から脱却するための自然エネルギーの拡大などを求める、という内容のものです。

 

これらの住民要求は、福島の災害を受けての中国電力に対する要求として、また、原発に近接する自治体として当然の対応であると考え「採択」することを求めました。原発に対する各議員の態度が問われるものでしたが、自民党系議員などの多数により「不採択」となってしまいました。(簡単な議論でしかも「不採択」とは・・・、理由は??、もう少し勉強して議論深めてよ・・・)また、原子力発電・新エネルギー調査特別委員会より「原子力発電所事故に係る抜本的な計画等の見直し等を求める意見書」が提案され日本共産党の2議員も賛成し、全員賛成で可決されました。

 

(写真・本会議にて討論に立つ私、議会事務局提供)